かとうかずみ展 |
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かとうかずみはドローイング、立体、ペインティング、コラージュなど多岐にわたるアプローチで制作を続けてきました。 今回の個展『きこえの耳』は、ドローイング・ブロンズ彫刻を中心に構成されています。 彼女は言葉の入り口である耳をテーマに、日常の中で聞こえてきた様々なものを自分の中で消化し、色と線を用いて作品へと昇華させています。 自由で力強いタッチと、マテリアルのバリエーションによりその質感と温度を伝えてくるようです。 'ドローイングは「聞こえ」をテーマにしています。耳は言葉が聞こえてくる入り口です。言葉は社会と自分の存在との関係の根源と思うからです。不安や静寂、ひそかに動く空気、言葉や音、私の感ずる「聞こえの耳」の世界を色や線、目と手を通して現したいと思います。'
かとうかずみ
画家。彫刻家。 京都に生まれる。愛知県立芸術大学美術学部大学院卒業。 1976年より現在までに世界100カ所以上を巡る。 1984年より旅先にて、文化や環境の違う異国の地の印象や驚きを ポストカードに描き自分に宛てて日本に送る『現場制作』を本格的に始める。 “DAY BY DAY”シリーズは35年以上も続くかとうのライフワークとも言うべき営みとなっている。 |