Kyoji Takahashi, Witness of the 1990s |
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![]() 高橋恭司 | Music House | 1994 |
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90年代、もはやすべてのイメージが撮り尽くされ、飽和状態にあるのではないかと訝られた写真史の中で、高橋恭司の作品は、カラーフォトグラフィーの全く新しい方向性を示唆した。世界の端まで出向き、何の変哲もない、決定的でない瞬間を撮影したその作品が、非常に高いイメージの可能生を持つ。圧倒的な説得力と存在感は、その後の作家達、特にニューカラーの後継者や、ガールズフォトといわれる写真家達に多大な影響を与え続け、伝説的な存在となった。 |