樋川ゆき プリント作品展
YUKI HIKAWA PRINTED WORKS “BUG REPORTS”
『バグレポート』

会 期 2016年5月12日(木) ~ 5月18日(水)
休廊日 会期中無休
時 間 12:00~19:00
会 場 NORTON GALLERY
© Yuki Hikawa
mixed media © 2016 Yuki Hikawa
    

ノートンギャラリーでは、2016年5月12日(木)より、樋川ゆき プリント作品展「バグレポート」を開催いたします。樋川ゆきは、グラフィック・デザイナーとして従事する一方、独自の表現形態によるアーティストとしての活動を精力的に展開しています。

テーマやモティーフは、一貫して「日々のささいなコトやモノ」から感じる違和感やゆがみであり、作品はその記録となっています。 本展タイトルの「バグレポート」には、【プログラムの誤りを報告するレポート】、【スラングのうざい・面倒】といった意味がふくまれています。

本展「バグレポート」では、あえて大量印刷が可能な手法を使いながら、ごくごく少量の枚数限定(10枚以下)で制作されたオフセット印刷による様々なポスターとペイントにスクリーン、UV、デジタルなど多様な印刷を取り入れた1点もののミクストメディア作品で構成されます。

“CLASSIFIEDS”(三行広告)と題した架空の広告をはじめ、剥がれ落ちたモニターの “COLOR BARS” (カラーバー)、“BUG REPORT / Level”(バグレポート/レベル)など日常から受ける違和感やゆがみに触発、制作された作品。画像、ドローイング、マークなどオリジナルのエレメントをはじめアイロニカルでありながらユーモラスで愛らしさのある新作です。


Artist Comment

剥がれたペンキ、貼り後の残った外壁、荷をほどいた後の段ボールやしわくちゃの紙など時間や環境や無意識でできたダメージは日々がつくるアートとして永く私を魅了し続けています。そうした痕跡がもつ不完全で曖昧で無秩序な隙間に高ぶりやファンタジーを詰め込み、思うままに画材を選ぶ。制約や既存を解くことで招くハプニングは思いがけない嬉しい結果につながる、といったスタンスで制作をしています。 樋川ゆき

樋川ゆき(ヒカワ ユキ)  Yuki Hikawa
横浜市生まれ

2015 個展「THE DOOR TO H --- 適度にコメディ ---」(横浜 ヨコハマ創造都市センター)
2012 EMERGING DIRECTORS' ART FAIR : ULTRA 005(南青山 スパイラルガーデン)
2012 グループ展「三人展」(南青山 Norton Gallery)
2012 アートフェア東京 2012(有楽町 東京国際フォーラム)
2011 個展「Daily Sketch --- 適度にスクラップ --」(南青山 Norton Gallery)
2009 '09 GOLDEN COMPETITION 受賞作品展(大崎 O美術館)
2002 子供のためのアート制作と展覧会「森のアート海の芸術」
   ワークショップ「FOREST SHOP」(大崎 ゲートシティ大崎アトリウム)
2002 グループ展「第一回 四月と十月展」(広尾 テアトル デ ソンス)
2001 個展「無心プロジェクト」(外苑前 OFFICE)